観光・お出かけ

松阪市史上最強の豪商 三井財閥って松阪市がはじまりで三井家の発祥の地があるんです

松阪市が誇る豪商である三井家の発祥の地を見学してきたのでご紹介。
ただし、建物は非公開になっているので、門構えを見るだけになります。
全然、商売のことを知らない僕でも三井家、、、三井財閥は知っています。

三井高利とは

三井家は、伊勢商人を代表する豪商で、明治以降、日本最財の財閥となりました。
その、創業者である三井高利が三重県松阪市出身というのは、同郷として誇らしく思いますね。

1673年(漢文13年)に、松阪から江戸に越後屋という屋号の呉服屋を出店しました。その、越後屋が後の三越になります。

あの有名な三越が。
自分ごとでもないのに優越感すら感じますよ。
松阪には豪商とよばれる商売人が多く、特に長谷川家や小津家などはその筆頭です。
もちろん素晴らしい商人ではありましたが、事業規模を考えるとまったく違います。

長谷川家は江戸の木綿店5軒に使用人が約120人。
小津家は江戸の紙店2件と木綿店1軒に使用人が約100人ぐらいです。
それに対して三井家は、江戸、京都、大阪と松阪に呉服店と両替店など15件を構え、使用人は約1,100人と10倍もの規模を誇っていました。

三井高利は老舗店が軒を連ねる江戸で、新たな商法で一気に飛びぬけた存在になりました。
代表的なのは、「現銀(金)掛値なし」で、呉服店では、前もって得意先の注文を聞き、後から品物を持参する見世物商いと、直接商品を得意先に持参して売る屋敷売りが一般的でしたが、支払いは、盆・暮払い、または12月のみなど月払いの掛売りが慣習がほとんどでした。
そのため、貸倒れや掛売りの金利がかさむので、商品の値が高く、資金の回転が非常に悪かった。

いち早く、店前売りに切り替え、商品の値下げ、定価制による店頭販売での現金取引を促進させ資金回転を早めてた。他にも反物の切り売り、諸方商人売り(卸売り)、引き札(チラシ)配布など、今では当たり前となった手法をいち早く編み出しました。
まさに天才商人ですね。

三井家発祥の地ってどこにあるの(アクセス)

三井家発祥の地は、松阪市役所の近くの本町と呼ばれる地域にあります。
近隣にコインパーキングもありますが、町中を歩いてまわる場合はこちらの無料駐車場が便利です。
という訳で、各交通手段でのアクセスは下記の通りです。

車でのアクセス

伊勢自動車道松阪インターを降り、そのまま直進していただくと商業施設パワーセンターが見えてきます。
その信号左折し、真っ直ぐ進むと桑名三重信用金庫川井町支店(川井町4交差点)を右折し、真っ直ぐ進み橋を渡った新松阪交差点を左折して、道なりに進むと右手に松阪市駐車場(松阪市民病院前)があるので駐車し、徒歩6分

公共交通機関でのアクセス

三重交通バス

近鉄・JR松阪駅のJR改札口側バスターミナル2番のりばから「松阪中央病院行き」に乗り、「本町」下車すぐです。
所要時間 約4分 大人:210円 小児:110円

市街地循環バス「鈴の音バス」

近鉄・JR松阪駅から左回りで「市役所前」下車すぐ。
所要時間 約4分 小学生以上100円

徒歩でのアクセス

近鉄松阪駅、JR松阪駅より徒歩15分

三井家発祥の地について基本的なこと

三井家発祥の地は一般公開されていませんので、中は見学することが出来せん
ただ、道沿いにあるので24時間見ることは出来ます。
という訳で休館日なども特にありません。

名称 三井家発祥の地
住所 三重県松阪市本町2214
サイト https://www.mitsuipr.com/

三井家発祥の地を見学(写真で案内)

松阪市の中でも参宮街道をはじめとした本町周辺の景観は凄くきれいで歩いているだけでも価値があります。

このあたりは、1588年(天正16年)に蒲生氏郷が松阪城を建築した時に移ってきた町です。

三井家の建物はまわりの白の壁と立派な門のコントラストが凄く良い。
門構えだけでもかなり立派なことを考えると中の家はまた段違いなんでしょうね。
という訳で見学1分。

あとは、三井家発祥の地の説明があります。
中には高利が産湯をつかったという井戸があるそうなんですが、見えないのが残念。
建物の右側が平地になって整備されています。

奥行きがかなりあるんですが、特に何がある訳でもない空間。

このスペースはこれからもこのままかな?
この奥行きと一緒の屋敷の大きさ、はかり知れん。
看板には三井家発祥地の説明が記載されています。

道路向かいすぎに豪商ポケットパークがあります

2016年(平成28年)1月に松阪市本町の伊勢街道沿いに豪商ポケットパークがオープンしました。
三井家発祥の地から程近い、、1分かからないぐらいの立地にあります。
左大手筋と左さんぐう道って感じで、両方左ですが一緒なんかなぁ。

豪商ポケットパークは非常に大きなあずまやで、かつての三井家の屋敷跡地に整備されました。

あずまやの中はガラーンとしてて、一見すると何に使うんやろうかって思ってしまう。

三井高利が江戸日本橋に開業した呉服商「越後屋」の流れを汲む「株式会社 三越伊勢丹ホールディングス」より寄贈された『ライオン(来遠)像』が座っています。
来遠って、ライオンって読むって初めて知った。

三越のライオン像は、ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔下のライオン像をモデルとして鋳造されたもので、「願いをかなえてくれる像」として有名で、背にまたがると願いがかなうと伝えられてます。

あの日本橋なんかで見かけたライオンが松阪市にいるってめちゃくちゃ不思議。

でもやっぱりりりしい顔してますね。

この堂々としている雰囲気や
アップはカッコいい。
一緒に記念撮影とか値打ちあるし、なんか背中に乗ってもいいみたい。
町中なんで照れますが記念になりますよ。

大手通正面には、三井家nあったような松を植えてあります。
敷地面積が298㎡、建築面積が77㎡です。
ちなみに

用地購入2,590万円、工事費が4,540円と合計すると7,000万円強
あ~こわ。

早速中に入るとかなり広めの空間になっています。
壁面全体にベンチがあるんで休憩などは出来ますが、真ん中にはなにもなくって贅沢な空間。

梁もしっかりしてますね~あれだけの予算ですから(くどい?)

中には手洗い場があるのと

観光マップが設置してあります。

この周辺は見所が多いので歩いてまわるのがオススメです。
特に歴史や文化に興味ある人には良い地域です。
子供らはちょとつまらんかなぁ。

広いスペース何に使うかと思ったら、松阪まちなかレオパークコンサートなどを毎週日曜日に開催されてます。

他にも、花の展示や演奏会、ダンス発表会など幅広く使用されています。
それなら良かった。
使用料も1回540円と良心的なので是非とも利用してみては。

あと市街地の風景写真も飾られています。

白黒なのが歴史を感じさせてくれますよ。

昔の松阪駅


めっちゃ貴重なショット。
どこかの学校かと思ったら駅でした。

今のベルタウン前ぐらい


古きよき時代の雰囲気を感じます。
ちょっとあの場所かって相談しようにも現実感がないですね。

今のカリヨンプラザから和田金側に向かって


今でも甘味の食べれる山作がある~。
甘党の店ってキャッチにで行ってしまいそう。

今のカリヨンプラザから反対側に向かって

全部お店って感じです。
さすが商人の町やなぁ。

武道館橋から今の産業振興センターに向かって

松阪城跡から市役所方面に向かって

三井家発祥地に向かって

どれも本当に良い写真。
賑やかで活気があり商人の町って感じが伝わってくる。

名称 豪商ポケットパーク
住所 三重県松阪市本町2176-10

まとめ

三井家が松阪市発祥というのは日本の商売の礎を作った方で、本当に松阪市民の誇り。
建物内を見ることができないのは残念ですね。

豪商ポケットパークはとにかく立派な建物。
特に三越のライオンが松阪であるのは良いネタになります。
記念撮影なんかも一緒にどうぞ。

 

松阪商人の館は松阪市の誇る豪商旧小津清左衛門家をリノベーションし見学ができる松阪市の屈指の豪商である旧小津清左衛門家の旧宅を見学してきたのでご紹介。 三井家と長谷川家と並ぶ、屈指の豪商ってことで、何を生業(...
旧長谷川治郎兵衛家は丹波屋を屋号とする木綿商で立派な自宅は住みたくなった松阪市の屈指の豪商である旧長谷川治郎兵衛家の旧宅を見学してきたのでご紹介。 恥ずかしながら、僕は松阪に住んでいながら長谷川治郎...