アウトドア

松阪の堀坂山登山口とルートは。堀坂峠コースは距離も短く初心者におすすめ

年末最後にダイエットの為の山登り。
同じ山ばっかりではあれなんで、久しぶりに堀坂山(ほっさかやま)に登ることにしました。

よく行く白米城や観音岳とあわせて、お手軽登山が出来る山です。
今回は距離の短い堀坂峠コースです。

堀坂山とは

堀坂山とは、松阪市にある標高は757mの山です。
実は、局ヶ岳、白猪山とともに「伊勢三山」または「伊勢の三つ星」と呼ばれています。
三つ星はちょっと凄いセンスと思いつつ。

堀坂山という名前は、山を掘って水銀を産出したことから名づけられたんです。
そして、堀坂山は「伊勢富士」の別名があって、少しだけ富士山のようなキレイな形をしてるんです。

あと、昔から富士信仰の有名な山で、山頂に富士権現(静岡県富士宮市にある浅間神社の旧称のこと)が祀られています。

堀坂峠を道路を挟むと、標高606mの観音山の登山道が隣接してます。

松阪市の観音岳登山は松阪市森林公園の駐車場完備。堀坂山を周回するルートも松阪市市街地から十数分で登山口まで行ける、サクッと行ける山があります。 今回行った、観音岳の他にも白米城と松阪市の象徴である堀坂山...

そして、観音岳から白米城へのルートもあります。

松阪市の白米城の登山ルートと駐車場を紹介。2時間弱で初心者におすすめ登山って言うと、市街地から少し時間がかかってしまうのが一般的ですが、今回登る白米城(はくまいじょう)は比較的近くにあって、時間がない時に...

という感じでレベルに合わせた登山が楽しめます。

堀坂山ってどこにあるの(アクセス)

観音岳は、公共交通機関で行くことは難しいので車で行くことになります。
車でのアクセスは下記の通りです。

車でのアクセス

伊勢自動車道松阪インターを降り、最初の交差点(松阪インター入口)を右折し、道なりに走っていくと松阪市森林公園の看板があるので右折します。

道なりに走ったところに、松阪市森林公園があります。

そこを越えてさらに直進し、山道をずーっと走っていくと

右手に未舗装の駐車スペースがあります。
10数台は駐車できると思います。

左側に「堀坂山登山口」や、

右側に「伊勢山上」や

「ようこそ与原町へ」

「与原町です」

って看板があればそこが目印。
人気の山なんで、山道が開けたら車が駐車してあるんで分かると思いますよ。
この写真は反対方面から来た写真なので左側に駐車スペースがあります。

公共交通機関でのアクセス

三重交通バス

近鉄・JR松阪駅のJR改札口側バスターミナルから「小野行き」に乗り、「横滝口」下車して徒歩90分ぐらいかかるかな。
登山時間より長くなるかも・・・・・。

所要時間 約25分  大人:420円 小児:210円

徒歩でのアクセス

松阪市内からはちょっと無理ですね。

堀坂山について基本的なこと

堀坂山は、住宅地を抜けたところにある登山道で、いつでも行くことが出来ます。
登山道付近は山道ですので、それほど気にする必要はないと思いますが、早朝や夜間などは行く場合はマナーを守りましょう。

名称 堀坂山(ほっさかやま)
住所 三重県松阪市伊勢寺町
電話番号 0598-53-4406(松阪市観光交流課)
登山時間 24時間
休山日 なし
サイト なし

堀坂山へ行ってきた(写真で案内)

早速、登山準備をしますが12月31日の大晦日。
木々に囲まれてて影になってて寒いんです。

周辺のトレッキングコースはこのような感じになっています。

駐車場側には観音岳、白米城への登山道があります。

このルートは今まで行ったことがないので、またチャレンジしてみようっと。

あと、与原峠っていうのは初耳、、、またここもチェック。

明治9年には本居宣長氏がここを通ったんですって。

松阪市の本居宣長記念館では、古事記伝を初めとして本居宣長について全てを知ることができる松阪市に住んでいたら本居宣長って名前を聞かないことはないと思います。 が、、、、実は何をしていた人かさえ知らなかったのが本音。 ...

駐車スペースから道路を挟んで向かいの登山道から入っていきます。

頂上へ約1.13kmって看板にあって、まぁ楽勝ってことで!!

入り口には、鳥居がたってて他の登山道とはちょっとイメージが違う。

お辞儀をして進みます。
ここで、山頂までの距離が1.17kmと40m距離が伸びてる、、、されど40m。

距離が長くなるのには過敏に。

石碑と灯篭がたっており、その奥に登山道があります。

人気の山なんで、竹の杖もふんだんに設置してあってありがたい!!

使ったらちゃんと戻しておきましょう。

ん、、、ん?
下を見ると

『熊らしき目撃の情報がありましたので、ご注意ください』

1人で行く時はこの熊の文字を見るとぞっとする!?
登山中は熊の恐怖を感じつつ、登ることになりそ。

ついでに、スズメバチの情報もありました~気を付けよう。

登山道開始~。

右側に何かポストが見えます。

他の山ではありませんでしたが、伊勢三山ともなると登山名簿の記入が必要になります。

これが堀坂山登山記録簿。

令和元年にやってきましたが、すでに令和2年のものに変わってました(笑)
まっさらの1番手ですよ。
なんか縁起いいなぁ。

あとから、この大切さを感じる出来事がありました。

あと山野草の採取なども禁止されていますので、注意して。

寒いのでしっかり歩く。。。

登山道の雰囲気は、少し狭いですが着の根っこと程よい段差で好きな感じの山道。

基本的には、道として整備されているが、人の手は入っていないのかな。
場所場所には、丸太で階段があります。

少し勾配はあるもののスムーズに進む。

杉の雑木林の隙間から太陽が覗いてきます。

山の良いところは勾配のあとには、尾根のような平坦道。

こういうところが一番好き!
こう言っていると山が好きなのかどうなのかも分からんけど。

早々と2町目。

でも、この表示が何町目までなのかはいっつも悩む。
ゴールが分からない以上はあまり気にしないように!

登山道もちょっと雰囲気が変わってきて、木の根っこゾーン。

これ1本の木からの根??

このショットばっかりですが、雑木林ショット。

そして、そこからの青空。

登山道って、下の方では空は木に覆われて見えないんですが、堀坂峠ルートはもともと標高が高いので、空が見えるので安心しますね。

あれよあれよと四丁目。

歩きやすいしっかりした登山道が続きます。

特に、見所がなかったので、この岩を猪岩と名付けましょう。

見えないことはないでしょう。

のんびり進む。

五町目です。

ちょっと気になるこの木の傷。

熊の仕業ではって、少し不安に。
手に持ってるステッキでどう戦おうかは常に考えておかんとなぁ。

600mの看板。

これでだいたい半分ぐらいかなぁ。

山って少し上の方にやってくると岩感が出てきます。

なぜか分かりませんが、少しワクワク。

更にゴツゴツした道に変わって

この当たりは、登山道の為に削られたような形になっています。

一通り登りきると平坦なところに出ると一気に雰囲気が変わる。

目の前には山の上あるとは思えない大きな岩が鎮座しています。

岩に空いた規則正しい穴はなんなんやろうか。

それが何箇所かありました。

そして、いきなり現れる人工物。

人間サイズの大日如来座像が鎮座してて、めちゃめちゃ迫力あるんですけど、、、

このあたりが山の中腹って思っていたければ良いと思います。
道幅も広くなるので休憩スペースとしては良いと思いますが、何気に怖い。
この小さな女の子の像も・・・・。

堀坂山に登って感じるのが、他の山に比べて陰になっているのか湿気が多め。
ということで、苔が多くって青々してる。

あと、お約束の気持ち悪いキノコも育ってますよ。

少し登山道を進んでいくとちょっとした勾配が続き。

山あるあるなんですが、さっき600mじゃなかった?
700m看板が登場~。

このガッカリ感が疲れてくると意外とキツイ。

左右を木の根っこに囲まれた道に。

この道はいつヘビや虫がが襲ってくるのか不安になるなぁ。
でも、風よけになるので寒くない。

かなり山も開けてきたようで、空が近い~。

尾根感も出てきたので、山頂も近い。

八丁目到着。

そして800mの看板?

また100m伸びた~まずこの距離はいったいどこからどこの距離なのか?
良いネタいただきます。

山道も歩きやすい~。

平坦なんで、このあたりで呼吸を整えてスパート。
嬉しい誤算の山頂へ200m看板。

少しだけ、右側崖ゾーンを越えていくと

一気に視界が開けます。

登山道はないがちょっと気になる別の山頂。

振り向いてみると・・・・

大日如来座像がこっちを見下ろしてる

めっちゃ怖い。
登れないことはないが、なかなかの岩場を登る必要があって、、、

今回は見合わせます。

そして山頂らしき何かが目の前に見えてきました。

最後のもふもふの芝?植物に囲まれためちゃめちゃ狭い道を通って山頂へ。

もぉちょっとや!

山頂到着。
堀坂山 標高757.4mです。

三角点にもタッチ!!

まずは井村屋のスポーツようかんで休憩!!

スティックタイプで押し出して食べれるので便利やし何よりうまい。

甘いもん食べると生き返るなぁ。

360度さえぎるものがないのでめちゃくちゃ景観が良いのですが、ところどころに木が伸びてて写真撮影するには少し邪魔なところもあります。

多分、それを解決する為だと思いますが、山頂には展望スペースらしき、木を組んだ1人が登れる台があります。

そこからやと、少しガスっていますが松阪市内。

伊勢湾まで一望できる。

周辺の山並みが一望できます。

これが、周辺の山々の高さと距離感です。

堀坂山が一番高いんですよ。
高さと距離が分かりやすい看板ですね。

中央には石垣があって、その上には石の祠(ほこら)があります。

堀坂山大権現が祀られています。

堀坂大権現は富士大権現ともいわれ、富士山が見える伊勢の山々は、浅間信仰が広がっていました。
周りに奉書写大乗妙典、金光明最勝王経の石碑があります。

何かはよく分かりません。

そびえ立つ丸太は何でしょうか?

ちょっとだけ動画も。

山の上はちょっと風が強くって寒いんです。
そして、少し気になる山の上にある建物。

周辺の山ではなかなか見かけない山小屋。
2棟たってます。


両方ともドアなどがあるんではなくって、土台が石垣になっててその上にトタン屋根。
石垣に隙間があって中に入るんですが、これが狭くって僕の体格では横も縦もギリギリ。
構造計算などはしていないでしょうけど、一応木の柱らしきものがああります。


中に入ると地面は普通に土の地面ですが、壁は石垣で雨風は防ぐことができるのと、屋根のつくりはしっかりしてましたよ!!

中は荒れてました~。

あと、もう1件は入り口は入りやすい。

こちらは最新型?で鉄骨づくりの山小屋です。

少し高さもあってこっちの方が快適ですが、閉鎖された安心できる空間は前者かな。

ただ正式に山小屋って確認していません。
物置だったらすみません~。

山小屋の中の動画です。

あと、頂上の下に気になるものが。。。。

トイレかなぁ~って見に行ってみると。
入り口らしきところは、思いっきり絶壁を向いています。

入ろうとしたら落ちる可能性も??
中もカメラで覗き込んでみて、昔トイレやった感じですが、されると困るので入れないようにしている?

謎です。

帰りに油断して歩いていったら、曲がる場所に気づかず真っ直ぐに~。

進んでいくと見たこともない景色で、結構行ったところで焦って戻る。
これ戻らんだら遭難やなぁ~って、、、、、、焦る。

低山でもやっぱり慎重な判断が必要やなぁ。
あと、堀坂山登山記録簿の大切さも改めて感じました。

余談ですが、木の下から木が生えているんですが。

これぐらいなら普通なんですが。
下に生えている木が、上の木の途中から生えている。

寄生しているのかな?めっちゃ気持ち悪っ。

無事に登山口まで降りてきた。

何事もなくって良かったわ。

おとめのたき(おまけ)

森林公園を越えて少し走ったところの道沿いにおとめのたきがあります。
伊勢寺町を流れる堀坂川の沢にある落差5mの滝です。


キレイな水が流れる小さなかわいい滝なんでおとめ?
名前の由来は分かりません。

まとめ

総行程でゆっくり登っても1時間半ぐらいで行ける堀坂山。
少し運動がてらに登るのにちょうどいい距離感です~健康の為に登ってる感じの人も多かったし。

見所はいきなり現れる大日如来座像2体。
なかなかインパクトあるし、怖い!

山頂からの景観は抜群で、360度山並みや市内、伊勢湾まで見渡せる絶景。
山小屋の雰囲気も軽く味わえますよ~。

【松阪市でお手軽登山が出来る山】

松阪市の観音岳登山は松阪市森林公園の駐車場完備。堀坂山を周回するルートも松阪市市街地から十数分で登山口まで行ける、サクッと行ける山があります。 今回行った、観音岳の他にも白米城と松阪市の象徴である堀坂山...
松阪市の白米城の登山ルートと駐車場を紹介。2時間弱で初心者におすすめ登山って言うと、市街地から少し時間がかかってしまうのが一般的ですが、今回登る白米城(はくまいじょう)は比較的近くにあって、時間がない時に...

【与原峠を通った本居宣長って】

松阪市の本居宣長記念館では、古事記伝を初めとして本居宣長について全てを知ることができる松阪市に住んでいたら本居宣長って名前を聞かないことはないと思います。 が、、、、実は何をしていた人かさえ知らなかったのが本音。 ...
古事記伝の本居宣長が生涯すごした本居宣長旧宅(鈴屋)は当時の生活を思い浮かべることができる本居宣長記念館に隣接して、医者・国学者であった本居宣長の旧宅があり、2階にあった書斎を鈴屋と呼んでいました。 書斎は、53歳の時に物置...
本居宣長旧宅跡は古事記伝が生まれた本当の場所で、建物は松阪城敷地内に移転されてます松阪を代表する医者・国学者である本居宣長。 住んでいた家は、松阪城跡の隠居丸に移築する前の本居宣長旧宅跡は本来の場所です。 今は、平...
本居宣長ノ宮は国学者の本居宣長を祀る学問の神様の神社。受験合格したいなら行こう松阪城跡近くにある本居宣長ノ宮は、ほぼ同敷地に松阪神社と併設した変わったレイアウト。 まったく別の神社が隣同士にある不思議な立地です。...
本居宣長ノ宮は国学者の本居宣長を祀る学問の神様の神社。受験合格したいなら行こう松阪城跡近くにある本居宣長ノ宮は、ほぼ同敷地に松阪神社と併設した変わったレイアウト。 まったく別の神社が隣同士にある不思議な立地です。...